リフォーム
2018.06.26

ウッドデッキに使えるウリン材って?特徴をまとめてみました!

目次1 ウリン材とは2 ウリン材の特徴3 ウリン材のグレード4 ウリン材の価格5 ウリンのウッドデッ …

ウリン材とは

アイアンウッドとも呼ばれているウリン材は、ウッドデッキの施工などに広く用いられている木材で、耐久性があることで注目されています。

イペ材との違い

ウリン材は、ウッドデッキなどの屋外用の素材として専ら使われますが、イペ材は家具やフローリングの素材にも用いられている木材です。イペ材とウリン材は色にも若干違いがあります。例えば、イペ材は辺材と心材の色がはっきりと分かれています。一方、ウリン材の場合は、辺材と心材の境目が余り目立たないのが特徴です。

ウリン材の特徴

ウリン材には、どのような特徴があるのでしょうか。ウリン材のメリットとデメリットを、少し見てみましょう。

メリット

屋外の建物にもよく使われるウリン材は、紫外線や天候の影響を受けにくいという特徴を持っています。耐水性があるため、雨ざらしになる場所の施工にも用いることができます。また、白アリやフナクイムシといった害虫の被害が少ない点もメリットになるでしょう。虫害に強い性質を持つことから、ヨーロッパやアメリカでは以前から高い人気を誇る木材です。橋や海辺の建物の施工にも使われており、その耐久性は古くから評価されています。ハードウッドの1つであるウリン材は、木目の密度が高く、木材そのものが非常に硬いのが特徴です。強度に優れており、屋外で使用した場合でも100年前後は長持ちするという説があります。一般の木材のように防腐剤などを塗布しなくても済むため、体への悪影響も少なくなります。高級感のある色調や重厚感も、ウリン材の魅力と言えるでしょう。

デメリット

ウリン材の1つのデメリットとして挙げられるのが、施工後に木の色が染みだしてくる点です。雨にさらされると、ウリン材からは茶色い水が染み出てくることがあります。この茶色い水の正体は、ウリン材に含まれているポリフェノールです。したがって、染み出た水に触れてしまってもとくに害はありません。ただ、色素によって、手や周囲が汚れてしまうことは多々あります。施工してから2か月前後は、このような現象に気を付ける必要があるでしょう。また、硬い性質を持つウリン材は、加工が難しい点もデメリットになるかもしれません。硬い木の場合は、穴をあける際にも労力がかかります。また、扱い方によっては割れなどを生じさせてしまうケースもあるため、DIYに使用するときには、慎重な作業が求められてくるでしょう。流通量が少ないことから、価格が割高な点もデメリットです。

ウリン材のグレード

木材の状態によってグレードが分かれるのが、今回取り上げるウリン材です。板材、角材のグレードについて、ここではご紹介します。

ウリン板材

ウリン板材には、AグレードとBグレードの木材があります。Aグレードの評価を得ているウリン板材は、概して節や割れといった問題が少ないのが特徴です。一方、Bグレードの板材は、Aグレードの板材よりも問題が多く見られます。ウリン板材のグレードを分けるときの基準になっているのが、例えば節の数や曲がり、そりといった木が持つクセです。また、ひびや割れ、虫食いもグレードを分ける基準になります。こういった問題は木材の品質を落とす1つの欠点とみなされるため、目立つほどグレードが低くなるのが一般的です。施工の材料として使用したときに、明らかに目立ってしまうような欠点があると、やはりグレードは低くなります。多少節などが見られても、余り目立たないようであればAグレードの板材として扱われるケースもあります。節は、枝が生えていた部分の跡であり、加工した木材には付き物です。数が少なければ、木の風合いが感じられるとして、特に問題視されないこともありますが、数が多く美観を損ねる恐れがあるときには、低いグレードに分類されて販売されることになります。ちなみにウリン板材のグレードは、片面の状態で決まることが多いです。表面を波型などに加工した状態で販売される品に関しては、加工後の断面をチェックして、グレードが分けられます。ウリン板材の販売を行うお店では、独自の基準を設けて木材のグレードをチェックしていることが少なくありません。スタッフが素材を厳選し、Aグレードのウリン板材のみを取り扱うお店も実際に見られます。

ウリン角材

ウリン角材の場合も、板材同様にAグレードとBグレードの品があります。グレードを分けるときの基準も、板材とほぼ同じです。ただ、元々厚みがある角材の場合は板材ほど変形が目立たないことが多く、そりについてはチェックの対象外となっています。その他の節や曲がり、割れなどは、板材と同じくチェックされます。問題が少なく、状態のよい木材はAグレード、難が目立つ木材はBグレードとして分類される点も、ウリン板材と同様です。柱などに使用されるウリン角材は、カビがあるかどうかをチェックするときに2つの断面を見ます。2面に変色やカビが発生していないかどうかをチェックして、グレードを分けていくわけです。丸みや欠けについては、どのくらいの割合で発生しているかがチェックポイントです。ウリン角材は板材とは形状が異なることから、グレードを分けるときのチェックポイントも少し変わってきます。

ウリン材の価格

ウリン材は、板材、角材ともに通販サイトなどを通じて広く販売されています。これからウリン材でウッドデッキの施工を考えているときには、こういった通販サイトから必要な分だけ購入ができます。販売先によって価格には多少違いがありますが、木材には大よその相場がありますので、おおよその販売価格を把握しておくと役立つかもしれません。

ウリン板材の場合は、さまざまな単位で販売が行われています。例えばある通販サイトでは、厚さが2ミリ、幅9センチのウリン板材を1メートル400円台から900円台の価格で提供中です。規格が同じでも、木材の品質によって単価に若干の差が見られるのがこちらの通販サイトの場合です。また、厚さ2ミリ、幅10センチ5ミリの板材の場合は、1メートル600円台から1,600円台の価格で取り扱われています。いずれの板材も、1本単位で注文することが可能です。1本の板材の長さは1メートルから4メートルまで幅があるため、購入するときには必要な分量を計算して商品を選ぶことになるでしょう。例えば、厚さ2ミリ、幅10センチ5ミリ、長さ4メートルのウリン板材は、1本が約4,000円です。このウリン板材の場合、1メートルあたりの単価は約1,000円になります。

ウリン角材も、通販サイトで取り扱いがある商品です。ちなみに、厚さ7センチ、幅7センチ、長さ1メートル80センチのウリン角材は、あるサイトでは3,660円という価格がついています。また、厚さ9センチ、幅9センチ、長さ2メートル50センチのウリン角材の場合は8,400円です。このようなウリン角材の価格は、イペ材とほぼ同レベルです。こちらのサイトでは、厚さ9センチ、幅9センチ、長さ2メートル40センチのイペ角材を8,470円で販売しており、両者の値段に大きな違いはありません。

ウッドデッキ用として販売されているウリン材の場合、1平方メートルあたりの単価は約400円から500円といったところです。ウリン材は、エクステリアの素材としても人気が高く、ウッドデッキの他にも庭のアクセントとして活用できる枕木やルーバーフェンスなどが市販されています。例えば、長さ1メートルのウリン材の枕木が2本セットになった商品は、約6,000円。エントランスなどに設置できるウリン材のルーバーフェンスは、約16,000円で販売されています。

プロの業者にウリン材のウッドデッキの施工を依頼すると、スペースの広さに応じて金額が前後するのが一般的です。例えばある業者では、間口が1メートル80センチ、出幅が90センチのウッドデッキの施工を約70,000円で行っています。こういったプロの業者が提示する料金には、ウリン材などの材料費はもちろんですが、施工費や材料の運搬費用などが含まれています。

ウリンのウッドデッキの施工例

気候の影響を受けにくいウリン材のウッドデッキは、全国で人気を博しています。埼玉県のある住宅では、室内から庭へと通じる部分にウリン材のウッドデッキを取り入れています。ウッドデッキの土台の部分に石を用いているのが、こちらの住宅のケース。以前に使用していたウッドデッキが経年劣化によって腐食してしまったため、耐久性の高いウリン材にリニューアルすることになったとのこと。ウッドデッキは玄関のエントランスにも繋がっており、リフォームによって庭全体に奥行きが生まれました。この住宅の場合は、壁面が淡いブルー、窓枠がホワイトというモダンなデザインになっているため、ウッドデッキをプラスしたことでフレンチカントリー風の雰囲気が出ています。

静岡県の住宅では、別荘兼自宅のエントランスにこのウリン材のウッドデッキを導入。ログハウス風の建物とウッドデッキが見事にマッチしており、リゾート気分を満喫できる開放感のある空間になっています。こちらの住宅の場合は、ウッドデッキのスペースが広く、テーブルセットなども設置することができます。ウッドデッキができたことで、庭の緑を身近に感じられるスペースが生まれました。

神奈川県のある住宅の場合は、イタウバとウリン材を組み合わせてウッドデッキのスペースを完成させています。木材と同じテイストのテーブルセットを置いて、カフェのようなオシャレなスペースを作り上げています。ちなみにこちらの住宅のウッドデッキは、高台に設置されているのが大きな特徴です。下方にある車庫スペースから木製の柱でウッドデッキの部分を支えるようなつくりになっており、リゾートホテルのバルコニーのような雰囲気です。高台のウッドデッキのスペースからは四方を見渡すことができるなど、いろいろなメリットがあります。リフォームで、くつろぎのスペースが新たに誕生しました。

ウリン材の耐久性に惹かれてウッドデッキのスペースを導入することになったのが、広島県のある住宅のケースです。この住宅の場合は、家の前にウッドデッキのスペースを取り入れ、広々とした空間を作り上げています。デッキの一角に木を植えて、ちょっとした公園のようなデザインにしているのが特徴になっています。物干し台などもウッドデッキのスペースの中にあり、生活空間としても活用している状況です。庭の芝生と家との間にウッドデッキのスペースが加わったことで、グッとゆとりを感じさせる雰囲気になりました。

茨城県の住宅では、縁側のようなスタイルでウッドデッキを楽しんでいます。掃き出し窓の外に小さなウッドデッキのスペースを設け、窓から庭に直接降りられるようにアレンジしているのが、こちらの住宅です。ウッドデッキは2段になっており、昇り降りがしやすいような工夫が凝らされています。ちなみに、ウッドデッキの真下には砕石が敷かれています。

埼玉県久喜市の住宅の場合も、掃き出し窓の前にウッドデッキを施工。イタウバとウリン材をミックスさせて完成させたのが、こちらの住宅のウッドデッキです。小さなステップや手すりもプラスされており、使いやすいスペースになりました。DIYで完成させたということですが、プロが施工したような本格的な仕上がりになっています。

玄関の脇にウッドデッキを設置しているのが、北海道のある住宅です。ウッドデッキの前の庭には敷石がオシャレにアレンジされており、訪問客を和ませるような空間になっています。ウッドデッキのスペースにはエアコンの室外機なども置かれていますが、違和感を与えることなく周りの風景に馴染んでいます。こちらの住宅も、ウッドデッキの土台に石を用いているのが特徴です。

耐久性に優れるウリン材で素敵なリフォームを!

風雨に強いウリン材は、エクステリアのリフォームにも大活躍してくれる素材です。ウリン材には今回ご紹介したようなデメリットもありますが、上手に使えばメリットを最大限に活用して素敵な空間を作り上げることができるでしょう。市販されているウリン材を利用すると、DIYでもリフォームは可能です。素材の特性を把握して、最適なアレンジを考えるのがDIYをする際のコツになってくるでしょう。ウッドデッキを実際に取り入れている方の事例を参考にすると、アイデアが浮かびやすくなります。また、プロの業者に相談しながらリフォームを進めていくのも1つの方法です。プロの場合は素材の見極めポイントをしっかりと心得ているため、ウリン材のセレクトも安心して任せられます。良質な素材を手に入れて、ぜひリフォームにチャレンジしてみてください。